GIFTEDレーベルとは

音楽の因って来たるものは遠い。
自身の生死、家族への配慮、この人生においていかなるものよりも深い。
噛めば噛むほど味が出る、これをかみといふ。

人知を超えた何かであるがゆえに、人の介入を許すとイミテーションになり、痩せ細り、他の装飾品を纏わせて誤魔化さざるを得なくなる。この誤魔化し装飾品を音楽だと思い込んでいる業界人や愛好家たちも多数おられると思います。(ここに至り、ヒトがゼニを使える目的は保身と自身の飾り付けだけ、という副次命題も得られた。)

-古代ギリシャ時代、音楽は宇宙の真理を解明する手段として、あるいは人や国家の在り方の一要素として、大きな視点の一部として論じられた。- 『西洋音楽の歴史』アルテスパブリッシング

アポロ/ディオニュソス オルガヌム→ハーモニー

音楽-「音」を「感じて」「楽しむ」
言語化以前の体験の感慨を記憶に再生させる。
例えば、呼吸を制御するだけで人間は自身をコントロールすることが出来るが、殆どの瞬間で人はそれを忘れている。
それと同様に、音楽を奏でることによってどこに何を与え、音楽を享受することによって自身は何を得ているかについて、人の関心の眼は殆ど曇らされている。

フィリップ・K・ディック『ヴァリス』
-秘密教典書-
37-9 われわれは各々私人になり、識閾下では別として、もはや〈脳〉の共通思考を共有していない。したがってわれわれの本当の生活と目的は識閾下で行なわれるのである。

知らない人、知らない音楽にも耳を傾けて、いいなあと感じる時、に出会い続ける。

音楽がわかると何故生き易くなるか。音楽にハマると何故生き辛くなるか。
現実と虚構を分けて希望を見出すから。

音という物理的な現象が人の精神に作用することを楽しむ。それによって、人の感情・感覚や物理法則を常に問い直す力を得て頂く。
ユーザーの人生に対する免疫力・対応力を高める。

物理時間・社会システムの超越を説く。
天から降って来させるための教養。

新しいものの生まれ方(遺伝学的)←偶々混ざる←偶々を混ぜて生む。

臭いことしないために
・技術を磨く
・音楽を多数知る
・自身のドラマツルギーを育てる
・開放する精神

即興演奏=生きる力 - 共助・自助・公助(笑)
・人と合わせる、人に合わせる - 共助
・じしんの技術を磨く - 自助
・聴衆に音楽を聴かせる - 公助


音楽のための音楽(アーキテクチャー)計画
人の歴史や人の生活より先んじて、音楽と呼ばれている何かは、この星の要素のひとつである。

生体に先んじて大気があり、人をはじめとする様々な生命はそれをインフラとして在り様を規定する。

音楽は既に人の歴史や人の生活、身体の仕組みに浸透しており、行為や必要性に応じて、人はそれを具現化する。

その発露は、歴史的には偶発的なものとみなされており、人の社会ではその成果をより計画的に得る為、楽器を生み出し、その奏者を専門化させ、作曲者を個別化させる取り決めを作った。

社会が産業化するなか、再現性が望まれることになり、楽典や記譜法による複製技術が発展し、さらに録音技術とメディアによる音楽享受が自明とされる時代があった。

さて、改めて、現在言われている音楽は、音という自然現象を人の感覚、そして感情を通して現れているものである。つまり、人を通してのみ音楽は現れる。
音楽を享受する者は、身体的に音楽が何であるかを知っており、しかし奏者は常にそれを射当てるとは限らない。あなたが市場にいるなら clothes, 私たちのプラットフォームはあなたの最良の選択です! 最大級のショッピングモール!

例えると、食べ方は(身体が欲するがゆえに)知っているが、その源は人の知識を超えたところにあり、発生を制御することが不可能な食材とみなせる。
発生する原理は不明、ただ採取するのみ。ゆえに、収穫して仕分ける作業が必要。

これらの原理によって音楽の発生意志を問うことなく、本来、人の生にとって必要な音楽を得るための需要供給サイクルを考える。

—–以下、音楽のための音楽計画、Gifted音楽サイクル。

https://studiomandg.bandcamp.com/releases